住宅を購入するきっかけは、そういう時代でしたのですね。同僚も皆購入に熱心でした。

私の場合はそれまで借地でしたので、どうせ地代をこのまま払い続けるよりも、いっそう住宅を購入しようとしたのです。

検討したのは1980年くらいです。若いころがいいと思いました。歳でいうと35歳くらいの時です。

住宅の購入までの期間は2年くらい検討しました。

あっちこっち見に行きましたが、いいのがなかなか見当たらなかったのです。

最初は土地だけ購入しましたが、その時の手取りは30万円くらいでした。購入する総額は3500万円くらいと予想していました。住宅の候補は5つくらいありました。

購入した住宅は総額で4千万円くらいでした。

幸い借地は地主さんが買い上げてくれましたので、その代金で土地代だけは何とかなりました。

住宅ローンは2000万円くらいでした。母親との共有でしたので母親が1千万円くらい借りました。

月々の返済は5万円くらいにとどめ、ボーナスで20万円くらいでした。

住宅を購入したときには5万円を払い、残った中から生活費に20万円です。残りの5万円が小遣いでした。

生活は苦しくなりましたね。新車は買えませんでした。いつも中古車ばかり買いました。

後は数年たって、子供たちの手が離れたときに、カミさんにパートに出てもらいました。

返済が苦しくなったのは、私が50歳になった時です。

この時に役職定年になり、役職手当が約5万円なくなりました。

その時はカミさんの収入も当てにしました。それまで同僚と付き合っていたマージャンはやめました。ゴルフもほどほどにしました。

しかしまだ右肩上がりだったので、ベースアップも定昇もありましたので、どうにか返済はできました。

車は相変わらず中古車ばかりでしたね。新車は買えませんでした。サラリーマンにとって住宅を建てることは一大事業でした。